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今しかできない、


頑張っている姿を両親に見せたい

今しかできない、


頑張っている姿を
両親に見せたい

工学部 デザイン学科1年
服部 心美さん (埼玉県立不動岡高校出身)

心美さん

:

受験は、どんな結果になるかわからなかったし、不安なことだらけだった。でも、うまくいかなかったとしても、「やれることはやったし、しょうがない」と思えるぐらいに頑張ろうって思ったの。追い込みの時は、朝3時に起きて勉強して、学校が開く時間になったら学校へ行って、苦手な数学をずっと勉強していたな~。夕食の時間には家に帰って、夜は9時には寝るようにして。

お母さん

:

あの頃のここちゃん(心美さん)は必死だったね。私が朝起きると、もう学校に行っていて、いなかったよね。弟のベンチコートを着て、寒い中、自転車を漕いで学校に通ってた。初日の出も、そうやって頑張るみんなと一緒に高校で見たんだよね。

心美さん

:

そう!元旦の朝、先生の計らいで、3年生みんなで学校から初日の出を見て、「みんなで頑張ろう!」って気合いを入れたの。今でもすごくいい思い出。

お母さん

:

3年生のみんなと先生たち、学校中がチームみたいだったよね。

心美さん

:

うん。だから学校は勉強する場所、家はご飯を食べてリラックスできる場所と、私の中ではしっかり分けられていたのもよかった。

お母さん

:

家では、できるだけリラックスさせてあげられるように心がけていたよ。

心美さん

:

受験だけに向き合えて、一つのことに生活すべてを懸けられることってなかなかないよね。お母さんは、合格のお守りを作ってくれたり、お弁当にメッセージを添えてくれたり、休憩用にお菓子を入れてくれたり。そういうサポートがすごく嬉しかった!

心美さん

:

第一志望が国立大学だったから、その対策に集中したくて、私立大学は共通テスト利用で抑えようと思っていたけど…。前年と倍率に大きな変動があって、志望していた私立大学にも不合格になっちゃって。あの時は辛くて、毎日泣いてた…。

お母さん

:

毎日頑張っていたから、「頑張ってね」という言葉はかけられなかったよ。

心美さん

:

そこから、お母さんには3月に受験できる大学を調べてもらったり、書類を揃えて出願してもらったり。自分でやるべきことなのに、大変な作業をお願いしちゃったよね。急に受験することになったのに、すぐに勉強ができるように過去問を用意してくれたのはとても助かったよ。勉強していたのは私だったけど、その環境を作ってくれたのはお父さんやお母さんだったなと、今改めて思ってる。

お母さん

:

あの時は時間もなかったし、ここちゃんも余裕がなかったもんね。勉強は自分でやるしかないし、親がやってあげられることは限られているから…。

心美さん

:

3月に受験した拓殖大学の合格がわかった時は、「これで大学生になれる!よかった!」という感じだった。オープンキャンパスには行けていなかったけど、拓殖大学が配布している「学報TACT(タクト)」を見て、学生のみなさんがすごくキラキラして楽しそうに見えたんだ。InstagramYouTubeもすごく参考になったし。それと、アカペラサークルがあるのも大きかった。この大学でアカペラサークルに入って、デザインを勉強したいと思ったの。高校の友人の中には、希望の大学に合格できた人もいたけど、私はここでやるしかないから。大学のいいところを探そうって思ったんだ。

お母さん

:

今、どんな勉強をしてるの?

心美さん

:

1年生では、デザインの基礎を学んでるよ。基礎を幅広く学んだ上で、今後どの分野に進もうかを選択できるというのが、拓殖大学のデザイン学科の特徴だと思う。今は、鉛筆でデッサンをしたり、パソコンでデザインを作ったり、立体造形や平面表現の授業もあるの。3Dプリンターを使って作品を作る授業なんかもあって、そこは、デザイン学科ならではかな。

お母さん

:

大学に入ってから、デザインに対しての考え方は変わった?

心美さん

:

見る世界がガラリと変わった。デザインって、ただ“オシャレ”とか“かっこいい”ものってイメージだったの。でも、自分にとっては当たり前だったけど、誰かにとっては見やすいように、使いやすいように工夫されていて、それって気遣いや優しさだったんだなと思った。

お母さん

:

いろいろと学ぶことが多いんだね。

心美さん

:

もし、こういう縁がなかったらデザインを学ぶことはなかったと思う。デザインの世界に飛び込んでみたら、勉強する前と後では、ものを見る目も変わった。買い物に行っても、生活していても、そういう気遣いに気づくたびに、面白いな、楽しいなと思うことが増えたかな。

お母さん

:

希望の研究室が見つかったって話してくれたよね。

心美さん

:

宮木健二先生の研究室に興味があって、この前、授業の後にたくさん話してもらえたの。先生はデザインのほかに経営学も学ばれていて、その分野も勉強できるかなと思って。学生が社会に出てからのことも考えてくれる先生だなと感じるし、何より、使う人のことを考えてデザインされているんだ。

お母さん

:

先生との距離が近くて、そうやって相談ができるのは本当にありがたいね。

心美さん

:

デザインを学ぶ中で、理解できないことや、一人ではうまくいかないことがたくさんあるの。そういう時に、せっかく先生に教えてもらえるチャンスがあるんだから、積極的に聞きに行きたいと思うんだよね。サークルの先輩からも、「デザイン学科は、自分から積極的に動いた方がいいよ」って、アドバイスをもらえたの。

お母さん

:

一人暮らしをする時に、きっと苦労するだろうなとは思ったけど。大学生活は楽しそうだし、頑張っている様子に安心してる。課題は大変みたいだから、そういう時は心配だけど。学生生活のことは、いつも電話でたくさん聞いてるもんね(笑)。

心美さん

:

群馬の実家から通おうと思えば、通えなくはなかったよね。でも、お金をかけて一人暮らしをさせてもらったことは、「大学で今しかできないことを頑張ってね」という想いだと受け取ったの。一人暮らしをすることで作れた時間で、課題に時間をかけたり、先生と話したり、サークルを頑張ったり。そういう今しかできないことに時間を使って、自分の将来のための経験にできたらいいな。お父さんやお母さんにも、そういう姿を見せたい!

お母さん

:

最初は、第一志望の大学じゃなかったかもしれないけど、ここちゃんなら、どこに行ってもその環境で頑張れる子だと知ってる。だから、今ここにいるんだから、ここでできることを頑張ってねと、ずっと応援しているよ。

(2025年12月対談取材)